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「ただいま」の次に目指す、「いってきます」。〜脳卒中後の「復職」という高い壁を越えるために〜

  • 執筆者の写真: 株式会社 MARUHA  MEDICAL
    株式会社 MARUHA MEDICAL
  • 10月31日
  • 読了時間: 10分
「ただいま」の次に目指す、「いってきます」。〜脳卒中後の「復職」という高い壁を越えるために〜

あなたの「いってきます」を諦めないために


「退院おめでとうございます。ご自宅での生活は送れるようになりましたね。」


リハビリ病院でそう言われ、自宅の玄関をまたいだ時、あなたは「ただいま」という言葉と共に、どれほどの安堵を感じたことでしょう。


そして、それを支えてこられたご家族も、どれほど肩の荷が下りたことか、想像に難くありません。


しかし、その安堵も束の間。ご自宅での生活に少しずつ慣れてきた頃、あなたの心には、病院にいた時とは比べ物にならないほど大きく、重たい不安が、再び湧き上がってきてはいないでしょうか。


それは、自分はもう一度「いってきます」とあの玄関のドアを開けられる日が来るのだろうか?という不安です。


「脳卒中は高齢者の病気」というのは、もはや遠い昔のイメージです。


今は、40代、50代という「働き盛り」の最中で、一家の大黒柱として、あるいはキャリアの最前線で活躍していた方々が、突然この病に倒れるケースが、本当に増えています。


彼らにとって、退院は決してゴールではありません。特にあなたの職業人生が、この先まだ20年、30年と残っているのなら。


「ただいま」と言えた安堵は、「いってきます」が言えないかもしれないという絶望のほんの序章に過ぎないのです。


この記事は、そんな「働き盛り」で倒れ、公的保険の「その先」の道が見えずに途方に暮れている、あなたのためだけに書きました。


なぜ、あなたの「復職」はこれほどまでに困難なのか。


それは、あなたの努力が足りないからでは、決してありません。 その「本当の理由」をこれからじっくりとお話しします。

 

第1章:なぜ、あなたの「復職」は公的保険でサポートされないのか?


まず、あなたが直面している「壁」の正体を知るために、少しだけ私たちが縛られている「制度」の話をさせてください。


脳卒中を発症されると、40歳以上の方は「介護保険」の対象となります。


この介護保険は、あなたのリハビリを支えるとても大切な制度です。しかし、この制度には「法律で定められた明確な目的」があります。


介護保険法という法律の第一条には、こう書かれています。


この法律は、「自立した日常生活を営むことができるよう」必要な支援を行うことを目的とすると。


そう、法律上のゴールは、悲しいかな「日常生活」なのです。どこにも「職業生活」という言葉は出てきません。


なぜ、こんなにも大切なことが抜け落ちているのでしょうか。


それは、この制度が作られた時代の「脳卒中=高齢者の病気」という社会的なイメージが、未だに色濃く残っているからです。


しかし、現実はどうでしょうか。定年が70歳になろうかというこの時代に、もしあなたが40歳で発症されたなら、あなたの職業人生は、まだ「30年間」も残されています。


この、あまりにも長すぎる「30年間の空白」を今の公的保険(医療保険・介護保険)は、

残念ながら「想定して設計されていない」のです。


ですから、あなたが病院を退院し「日常生活は、まあ何とか一人でできる」と判断された瞬間、公的保険があなたに提供できるリハビリは、事実上その役割を終えてしまいます。


あなたのリハビリの目標が「元の職場に戻り、再び戦力として働くこと」であったとしても、制度の目標は「自宅で安全に暮らせること」でしかない。


この、あまりにも大きな「目標のズレ」こそが、あなたが「リハビリは終わったはずなのに、何も解決していない」と感じる、不安の正体なのです。

 

第2章:復職のリアル①:「通勤」という名の、保険でカバーできない現実

第2章:復職のリアル①:「通勤」という名の、保険でカバーできない現実

「日常生活」と「職業生活」の間には、どれほどのギャップがあるのでしょうか。


保険リハビリは、多くの場合、平日の日中や、ご自宅という安全な環境で行われます。


しかし、あなたの「通勤」は、そうではありません。


あなたが本当に乗り越えなければならないのは、リハビリ室の清潔で安全な平行棒ではなく「朝8時、雨の日の、あの満員電車」です。


ここで、公的保険の「明確な限界」についてお話ししなければなりません。


例えば、介護保険を使った「訪問リハビリ」では、ご自宅の周りを歩く練習など、屋外でのリハビリもある程度は可能です。


ご自宅の環境にたまたま階段やエレベーターがあれば、その練習もできるでしょう。


しかし、バスや電車といった「公共交通機関」に乗り降りする練習は、原則として保険の適用外となり、行うことができません。


あなたの本当の課題が「電車の揺れに耐えること」や「バスのステップを安全に昇り降りすること」だとしても、保険リハビリでは、その練習をすることが許されていないのです。


さらに、大きな問題が「時間」です。


復職で工夫されてる方の中には、ラッシュを避けるために「始発」に近い、朝早い時間帯に家を出る方もいらっしゃいます。時間帯は、朝5時ないし6時です。


その時間が、あなたにとっての「本番」です。


しかし、その時間は、まだ外は暗く、特に冬場は、道が凍結していて滑りやすく、足元が見えにくい、最も危険な時間帯でもあります。


リハビリ室の明るい光のもと、セラピストに見守られて歩くのとは、わけが違います。凍ったアスファルトの、わずかな凹凸につま先が引っかかる恐怖。暗闇で、麻痺した足の感覚がさらに鈍る焦り。


この「暗く、凍えた、早朝の道」での歩行訓練を、朝5時や6時から行ってくれる保険リハビリは、残念ながら私の知る範囲ではありません。


あなたが本当に困っている「通勤のリアル」は、保険制度の「時間」と「ルール」の両方から、完全に取り残されてしまっているのです。

 

第3章:復職のリアル②:「仕事」という見えない壁


なんとか会社にたどり着いたとしましょう。


次の壁は「業務」そのものです。


「働く」とは「デスクに座っている」ことではありません。「パフォーマンスを発揮する」ことです。


壁1:デスクワークという「技術」

保険リハビリの「作業療法」では、日常生活のために、麻痺していない方の手で字を書いたり、お箸を使ったりする「利き手交換訓練」を行うことがあります。


しかし、あなたの仕事で求められるのは「お箸で豆を掴む」ことでしょうか?


違いますよね。「仕事のスピード」でメールを処理し、資料を作成することです。


麻痺した手で「Ctrl」キーを押さえながら、良い方の手で「C」を押す、コピー&ペースト。この両手動作ができないだけで、作業効率は何分の一にも落ちてしまいます。


「仕事のスピード」で、片手で効率よくパソコンを操作する技術や、マウスを正確にコントロールする精密さは、日常生活の訓練とは全く異なる、専門的な「職業訓練」です。


壁2:「会議」というマルチタスクの戦場

「話す」ことはできても、「会議で議論する」ことは、全く別の能力です。


上司の話を聞きながら、その内容を理解し、手元の資料をめくり、自分の意見を組み立て、そして、適切なタイミングで、麻痺で思うように回らない口を動かして発言する。


この、いくつもの作業を同時に行う「マルチタスク」は、高次脳機能障害が残っていると、脳が情報処理に追いつかず、オーバーヒートしてしまいます。


頭が真っ白になり、何も言えなくなることもあります。そんなご自身の姿を想像し、会議そのものが恐怖になっていませんか。

壁3:「現場」という不確実な世界

「今はリモートワークが普及したから大丈夫」という声も聞かれます。


しかし、それはごく一部の職種の話。この社会の大多数を占める、製造業、建設業、販売、運送、あるいは農業や漁業。そうした「現場」で働く方々は、リモートでは仕事になりません。


そして、そうした現場は、バリアフリーが整った病院とは違い、エレベーターが設置されていない場所も無数にあります。


あなたの本当の目標は「エレベーターで楽に移動すること」ではなく「目の前にある階段を、安全に昇り降りできる身体能力」を取り戻すことかもしれません。


こうした、「仕事のための専門技術」や「実際の職場の環境」に合わせたリハビリもまた、保険診療でカバーすることは、極めて困難なのです。

 

第4章:では一体どこに「答え」があるのか?

第4章:では一体どこに「答え」があるのか?

ここまで読んで、多くの方が「八方塞がりだ」と絶望的な気持ちになっているかもしれません。


「介護保険」は、日常生活まで。では、公的な「障害者サポート」はどうでしょう。


確かに、「障害者職業センター」や「ハローワーク」など、復職を支援する公的機関は存在します。


しかし、これらの機関の主な目的は、あなたの障害の状態に合わせて「新しい仕事(例えば、軽作業や短時間勤務)を見つける」、つまり「再就職」のサポートが中心です。


あなたが心から願っている、「元の職場」で「元のキャリア」を継続するという、極めて高いハードルを越えるためのサポートとは、残念ながら目的が異なる場合が多いのです。

結果、どうなるか。


公的保険のセラピストは、制度上「ここまでしかできません」と言うしかない。障害者サポートは、「別の仕事を探しませんか」と提案する。


そのどちらでもない、あなたの「元の仕事に戻りたい」という切実な願いは、誰にも受け止められず、宙に浮いてしまいます。


あなたは「自分でやるしかない」と、たった一人であの満員電車に立ち向かわなければならないのです。この、あまりにも残酷な「制度の隙間」。


これこそが、働き盛りの当事者が直面する最大の問題であり、骨の折れるような、大変な状況なのです。

 

おわりに:あなたの「30年」を、諦めないために


では、本当に、一人で戦うしかないのでしょうか。そうではありません。


あなたが直面している「リアルな壁」を、一緒に乗り越えるために存在するのが、保険の枠組みを超えた「自費リハビリ」という選択肢です。


自費リハビリの強みは、まさに、保険リハビリが「できない」ことを、オーダーメイドでカバーできる点にあります。


保険でできない「早朝の暗い道」での歩行訓練。


保険でできない「バスや電車」を使った実際の通勤リハーサルや本番の付き添い。


保険で不可能な「あなたの職場」に実際にお伺う。デスク環境の評価や具体的な業務動作の練習など。


これらはすべて、自費リハビリであればこそ可能な、専門的なサポートです。

実際、私の所にも社会復帰を目指す多くの方々から、切実なご相談をいただきます。


正直にお話しすると、今の社会の状況は、すべてのお悩みを魔法のように解決できるほど簡単なものではありません。


復職という高い壁を越えるためには、ご本人の体のリハビリと「同時」に「職場の理解」を得ていくことが、何よりも大きなチャンスを広げる鍵となります。


私は、この「ご本人の課題」と「会社の課題」の二つの側面を深く認識しながら、日々支援に向き合っています。


だからこそ、一つ一つ課題をクリアし、無事に復職を果たされていった方々も、多く存じ上げています。


保険のリハビリと比べると、自費のリハビリは決して安価なものではありません。


しかし、もしあなたが「元の仕事に戻りたい」という目的を本気で達成したいと願うなら、それはあなたの残された何十年もの職業人生にとって、非常に有効な「選択肢の一つ」であると、私は信じています。


制度の隙間で悩んでいるのなら、ぜひ一度、ご相談ください。


「ただいま」の次に、「いってきます」と笑顔で玄関を出る。その未来を、一緒に諦めないでお話しすることから始めてみませんか。


<最後にお知らせ>

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